肌のくすみが起こる原因とその改善方法

肌のトラブル解決
執筆者

医療・美容業界で10年以上40代男性のアンチエイジングに携わってきた経験を活かし、様々な情報をアウトプットしていきます。

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くすみの原因

くすみの原因

乾燥により、角質が厚くなったのが、くすみ。その原因はいろいろあります。

一番は古い角質がたまってグレーに見えることです。

他にも、寝不足や冷えによる血行不良、紫外線による日焼けや摩擦、刺激による色素沈着などが原因で肌がくすんで見えるということもあります。

くすみの原因

  • 古い角質が溜まる
  • 寝不足
  • 冷えによる血行不良
  • 紫外線による日焼け
  • 摩擦・刺激による色素沈着

ターンオーバーの低下

古い角質がたまって角質が厚くなっている場合にくすみが発生します。これは、角質肥厚と呼ばれ、古くなった角質がはがれ落ちず、肌表面に残った状態を指します。

ターンオーバーが低下したときなどによく見られます。角質細胞そのものが若干黒みを帯びているため、厚く重なると肌が灰色に近く見えるのです。

肌が乾燥する

次に乾燥が原因となるくすみです。

肌は乾燥して水分を失うとバリア機能が低下します。そしてそれを補うために、角層が厚くなってくるのです。すると、前述した角質肥厚と同じ状態になり、肌はくすんで見えます。

血行不良

血行不良がくすみの原因となることもあります。睡眠不足などで血流が滞ってしまうと血色が悪くなり、肌がくもって見えることがあります。

その他の多数

そのほか、紫外線による軽い日焼けのようなものや、摩擦による炎症性色素沈着なども、くすみとしてとらえられることがあります。このように、くすみにはいくつもの原因が考えられます。

原因によって改善方法が異なりますので、まずは自分のくすみがどのタイプにあてはまるのか見極めることが必要です。

肌の乾きによるくすみなら保湿成分を与える

肌の乾き

乾燥していると角層はグレーになる

乾燥した肌の角層は、グレー味が強く出る傾向にあることがわかっています。これは、とくに冬に多いくすみの原因です。なぜなら、気温が下がると血行が悪くなって、代謝が悪くなったり栄養や酸素が行き渡らなくなったりして、乾燥しがちだからです。

この場合、保湿を行うと緩和されます。セラミドやヒアルロン酸など保湿効果のある成分が配合された美容液などでケアを行いますと、早い段階で肌が明るく見えるようになります。

血行不良によるくすみのケア方法

血行不良によるくすみのケア方法

マッサージが効果的

血行促進するマッサージはそんなに難しくありません。ぜひトライしてみてください。

  1. マッサージオイルや美容液をたっぷり乗せる。
  2. 指の腹で中心から外に向かって、くるくると小さい円を描きながらマッサージする。

あごからこめかみへ。口角からこめかみ。鼻下から小鼻まわり。目のまわりは、大きく一周の円を描くように、目尻から下を通って目頭を通過し、上を通ってまた目尻に戻るように。額は眉上から生え際に向かって、下から上へ指をすべらせます。

日中は、耳たぶをもみほぐすようにマッサージして、上下左右に引っ張ってみてください。顔がぽかぽかしてくるのを感じるはずです。

血中の酸素不足はくすみを招く

そもそも肌色というのは、角層の半透明(グレー)のフィルター、メラニン色素のイエローブラウン、血液の赤のバランスによって決まっています。

たとえば血液に酸素が充分に行き渡っているときは、明るくピンクがかった血色のよい肌色になります。

しかし、血行が悪くなりますと、酸素不足で血液の色が暗くなり、メラニンの黄味や角層のグレー味が強くなって、くすんで見えるのです。

そのため、改善方法としては、血行を促すマッサージが最も有効。マッサージクリームなどを塗ったうえで、強くこすったりせずに、やさしく行いましょう。

また、ツボ押しや適度な運動も全身の血行をよくするので効果的です。

ターンオーバーの低下には体の内側から解決

ターンオーバーの低下が原因のくすみには、代謝を助けるビタミンEのほか、良質なたんぱく質である肉や魚、卵などがおすすめです。

また、他の要素が原因であっても、栄養素によって体の内側からくすみ対策ができます。

例えば、乾燥から起こるくすみには、肌のうるおいを保つビタミンAが効果的です。そして、血行不良が原因のくすみを緩和するには、血行を促すビタミンEや鉄分が有効です。

様々な要因が重なって、肌色がくもっていることも多いので、自分のくすみがどれかハッキリしないときは、バランスよく栄養素を補いましょう。

タバコは肌によくない

タバコは肌によくない

喫煙している人の多くは、唇がくすんでいるので、すぐにわかります。

タバコを吸うと、毛細血管の働きが弱まるといわれています。毛細血管の働きが弱まりますと、肌には酸素や栄養が行き渡らず、血行不良になってくすむのはもちろん、老化を早めかねません。

たばこも紫外線と同様、百害あって一利なしですから、喫煙をしないに越したことはありません。

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