最適なスキンケアアイテムを選ぶために自分の肌タイプを知る方法

基本となるスキンケア
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医療・美容業界で10年以上40代男性のアンチエイジングに携わってきた経験を活かし、様々な情報をアウトプットしていきます。

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自分の肌質に合った物を選ぶ

スキンケアアイテムは自分の肌に合ったものを使うのが基本です。毎日使うものですので、自分の肌と相性のいいものを選びたいものです。

肌質にはいくつかのタイプがあります。遺伝、環境、食事など肌をつくる要因は異なるので次にあげるタイプにぴったりこない人もいるはず。そういう人は自分の肌の傾向だけでも知っておくといいでしょう。

自分の肌を知る方法

自分の肌を知る方法

自分の肌状態を知っていますか?毎日鏡で見て、触れて、肌が求めているものを知るのって、とても大切です。そうすることでサインを見逃さないようになります。できるだけ、その日のコンデイションに合うケアを選ぶ感覚を身につけましょう。

肌タイプは4つにわけられる

正しい肌ケアのためには、まずは「自分自身の肌質」を正しく認識することがスタートとなります。肌には大きくわけて4つのタイプがあります。

  • オイリー肌(脂性肌)
  • ドライ肌(乾燥肌)
  • オイリードライ肌(乾燥型脂性肌)
  • ノーマル肌(普通肌)

この分類は、基本的に皮脂の分泌量によるものであり、同じ人でも年間を通じて変化することに特徴があります。ですので、自分自身の肌がいま「どのスキンタイプにあるのか」を意識して、たとえば乾燥肌であるならば保湿をこまめにするなどなるべく普通肌に持っていこうとする日々の意識が大切になります。

判断方法

自分がどのタイプに当てはまるかの判断方法としては、何も付着していない状態の肌から判別する方法です。

まず、固形石鹸や洗い上がりがさっぱりする洗顔フォームなどのように、余計なものが入っていない洗顔料で洗顔してみます。

そして、そのまま化粧水や美容液もなにもつけないで10分経ったときの状態で、Uゾーンの肌を触れてみて、水分の多い少ない、皮脂の多い少ないによって、ある程度、肌の質を知ることができます。

しかし、少数を除いて、ほとんどの方がTゾーンはオイリー気味で目尻から頬骨あたりは乾燥気味など、それぞれ違うタイプの部分を合わせ持っています。このタイプを基本に、その日の肌コンティションをふまえてケアを選ぶのが良いでしょう。

肌タイプ別の特徴

肌タイプ特徴
オイリー肌(脂性肌)ベタッと全体に皮脂が浮いて乾いた感じはまったくない状態。キメが荒く、毛穴が大きく、ニキビができやすく悪化しやすい。
ドライ肌(乾燥肌)ひきつり感がひどく、水分・油分の両方が不足。刺激を受けやすく、全体的にカサつき、くすみがち。
オイリードライ肌(乾燥型脂性肌)ベタつくところが多いけれど、ところどころカサつく。油分が多く、水分が少ない。テカるのに乾燥もします。肌トラブルが多い。
ノーマル肌(普通肌)ベタつきもカサつきもほとんどない。特につっぱる感じもなく、水分量が多く、油分も適度なバランス。キメが整い、やわらかい。ツヤもある。

オイリー肌(脂性肌)

皮脂の分泌が過剰になり、ニキビや毛穴などの肌トラブルが起こりやすい肌。肌全体が脂っぽく、皮脂が多いことで顔全体がテカりやすく、くすみが出やすいのが特徴です。遺伝的なケースや加齢により毛穴が開き脂性肌になる場合も。思春期に脂性肌の症状を感じる場合は中高年まで続くことも。

ドライ肌(乾燥肌)

肌の水分や皮脂分泌量が低下し、肌表面に潤いや柔軟性がなく、触れるとカサカサしていて、皮膚が粉っぽく、シワっぽく見えます。そして乾燥肌は、洗顔後すぐに保湿しないとつっぱりがち。

オイリードライ肌(乾燥型脂性肌)

脂っぽい部分と乾燥する部分が混在する肌。脂性肌と勘違いしてしまう方が多いかもしれません。Tゾーン(おでこや鼻周り)は脂っぽくテカりやすく肌が黒ずみやすいものの、Uゾーン(額や目・口回り)は乾燥しがちで荒れがちです。ニキビや毛穴の詰まりなどのトラブルが起こりやすいのも特徴です。

ノーマル肌(普通肌)

肌の水分と皮脂のバランスがよく肌トラブルが比較的少ないとされます。きめが細かくツヤ、ハリがあり、触ると柔らかくしっとりした感触。

実はほとんどの人が混合肌

実はほとんどの人が混合肌

混合肌という肌タイプはない

TゾーンとUゾーンの肌質が違うことを混合肌と呼びますが、実は混合肌という肌タイプはありません。一般的にTゾーンはベタつき、Uゾーンはカサつく傾向にあります。全体がオイリー肌など一部の人をのぞけば、実はほとんどの人が混合肌なのです。

混合肌のお手入れに迷ったらUゾーンに合わせる

混合肌の場合お手入れで迷ったらUゾーンに合わせましょう。なぜならUゾーンの肌は弱く乾燥しやすいので、洗い方や保湿は慎重にすべきだからです。

また、Uゾーンの皮膚は、個人差が激しいため、合うスキンケアもそれぞれ。まずはUゾーンの肌質を基準にしてスキンケアアイテムを選びます。

一方Tゾーンは皮膚が丈夫のため、どうしてもテカりが気になるなら、洗顔後は何もつけずに放っておいても大丈夫。つけすぎはニキビのもとになるおそれも。ちなみに額の皮膚は、医学的には頭皮の一部。つまり頭皮同様、洗いっぱなしでよいぐらいです。

どんなケアが必要か

オイリー肌

洗顔で皮脂をスッキリ落とし、油分が少ないの保湿アイテムを使いましょう。

日中はあぶら取り紙やフェイスペーパーで皮脂を押さえ、浮き出た皮脂をしっかり取ります。ティッシュを使うと、繊維が肌に残って刺激になることがあるので専用のスキンケア用品を用いましょう。

また、皮脂の取りすぎを気にする人もいますが、あぶら取り紙では「取りすぎ」になるほど取れません。またストレスや寝不足で皮脂が増えることもありますので、生活面にも注意を。

ドライ肌

油分を与えるより、水分を増やす保湿ケアを徹底しましょう。

オイリードライ肌

皮脂ばかり多くて水分が少ないオイリードライの場合、よけいに目立ってテカテカします。そこで大切なのは、肌の水分を増やす保湿ケア。水分?が増えれば、皮脂だけが浮いて目立つのを緩和できます。

ノーマル肌

今の肌をキープするために、水分を増やす保湿ケアを怠らないようにしましょう。

オイリー肌なら、乳液やクリームは使わなくてもいいか

オイリー肌

乳液やクリームがいらない肌質なんてない

実際にオイリー肌な人でも、少量でいいので乳液やクリームを使うことが大切です。すでにニキビができている肌以外に、乳液やクリームがいらない肌質はありません。というのも健康な肌は、水分・潤い成分・油分の3つのバランスが、基本となるからです。

オイリー肌やオイリードライ肌こそ、乳液やクリームを上手に使って、顔全体の水分や潤い成分、油分の3つのバランスを整えるべきです。それこそが、ベタつきやテカリなどの不快な症状、乾燥ニキビや化粧くずれなどのトラブルを解決する、唯一の方法なのです。

実は、乾燥ニキビの予防にも、乳液やクリームは必須です。なぜなら、肌が乾燥するとターンオーバーのサイクルが乱れ、皮脂の出口である毛穴が塞がれやすくなり、その毛穴からニキビになってしまうからです。

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