なぜシワができる?実年齢よりも老けて見えるシワの原因を探る

肌のトラブル解決
執筆者

医療・美容業界で10年以上40代男性のアンチエイジングに携わってきた経験を活かし、様々な情報をアウトプットしていきます。

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印象を悪くするのは縦ジワ

縦ジワ

顔のシミやシワ、たるみは実年齢よりも老けて見える大きな原因になっています。

シワは様々ですが、眉間や法令線、口の両端から下へ伸びる縦に刻まれるシワは深ければ深いほど、老化印象が濃くなっていきます。すべてのシワが悪いものではないのですが、アンチエイジングの観点から言えば消すべきシワは縦ジワです。

シワは一度できてしまうと消すことは至難の技です。まずなによりも防ぐことが大切です。

シワができる最大の原因

紫外線

シワの最大の原因は紫外線

人間の肌は年を重ねればシワっぽくなりますし、乾燥も肌をシワっぽくしてしまいますが、やはり最大の原因は紫外線によるダメージです。

シワは紫外線により肌の中に発生した活性酸素が、真皮の組織を破壊してできるもの。

真皮の中にネットのように張り巡らされている、コラーゲンとエラスチンという紐やゴムを、活性酸素はものの数分でブチブチに切り刻んでしまうのです。

こうしてグチャグチャに絡まったネットは、肌の土台として弾力を支えることができず、表面はハリを失ってゆるみ、シワができやすくなってしまうというわけです。

さらに、肌の表面がパリパリに乾燥していると柔軟性がなくなり、シワがクッキリと刻まれやすくなります。水分をたっぷりと含んだ肌は、ハリもあり柔らかく、シワを目立たせない力を持っています。

しかし、水分が抜けて硬くなった肌では、シワはいやでも目立ってしまいます。実は、乾燥は紫外線の次に注意すべきダメージです。

老化も原因だが紫外線ほどではない

もちろん、紫外線を浴びなくても乾燥しなくても、人の肌は自然に老化します。

しかし、生まれたときから紫外線に気をつけて生活していれば、シワは比較的少なくなりますし、全て肌老化の原因は紫外線なのです。

紫外線といえば、シミを真っ先にイメージされますが、シミだけではなくシワも元凶は紫外線です。実は、日焼け止めはシワ&たるみ予防ができるエイジングケアの基本でもあるのです。

そもそもなぜ肌は老化するのか

紫外線の影響や間違ったスキンケアなどで、肌の老化が進むことは、前述しましたが、さらに私たちがと生まれた瞬間から、肌老化の時計の針を刻一刻と進めているものがあります。その正体が活性酸素です。

鉄がさびたり、皮をむいたりんごが茶色くなったりするのは酸化が原因ですが、人体の細胞を酸化させてしまうのが活性酸素。この活性酸素によって、いわば「肌がさびつく」ことが、肌老化の最大の原因なのです。

私たちが酸素を吸って呼吸するだけでも、活性酸素が発生します。つまり、人間が生きていくうえで、老化は避けて通れないものなのです。そのほか、ストレスやたばこ、食品添加物、油っこい食事も、活性酸素を増やします。

活性酸素が発生 = 肌が老化する原因
  • ストレス
  • たばこ
  • 食品添加物
  • 油っこい食事

シワの種類別原因

老化によって起こるシワ、たるみ。目や口の周囲などにとくに起こりやすいものです。女性はもちろん、男性の中でもシワが増えたと気にしている人は大勢います。

シワは「小ジワ」「表情ジワ」「真皮シワ」に分類されます。

小ジワ

乾燥が原因で起こるもの。年齢関係なくできます。目まわりによく見られ、浅いもの。「小ジワ」といわれるものがこれ。

ケア方法

原因が乾燥によるものなので、正しい保湿ケアで解消されます。朝と夜、しっかり美容液やクリームで保湿を。それでも足りないようなら重ねづけしたり、オイルを加えたりして、うるおいを届けましょう。

表情ジワ

顔の動きにあわせてできるもの。弾力のある肌は表情が戻るとシワも見えなくなります。

ケア方法

進行してしまうと肌の奥深くまで刻まれるシワになってしまうため、コラーゲンを増やすケアを強化。有効成分が配合されたコスメ+週2回のピーリングで肌の生まれ変わりをサポートしましょう。

真皮シワ

加齢や紫外線などで、コラーゲンが弾力を失ったり、減ったりすることが原因。無表情でも刻まれているのがこのシワ。

ケア方法

コラーゲンを増すケアをしますが、消すことは難しいです。美容皮膚科などの治療で改善することもできるでしょう。

シワ対策

シワ対策

皮膚の血液循環をよくすることを目的として、顔のマッサージが効果的

シワは表皮の乾燥や細胞の老化、皮下脂肪の萎縮・下垂、表情筋の収縮・弛緩など、様々な要因によって発生します。

シワの改善法としては、皮膚の血液循環をよくすることを目的として、顔のマッサージが効果的と考えられています。これは治療というより、予防の意味合いが強いものです。

また、シワの原因が「表情筋のたるみ」であれば、表情筋をトレーニングすることが大切とも考えられています。

さらに、口の周囲のシワについては、唇を突き出すような動作を続けたりせず、普段から口元をリラックスさせることも大切といえます。

年齢が出る首のシワ

首のシワも対策は紫外線対策と保湿

首のシワは老け見えの要因。年齢は首にあらわれるというぐらい、首はその人の印象を左右します。対策は、やはり「紫外線を防ぐ」ことと「保湿」です。

また日常の動作が首のシワを作ってしまうことがあります。下を向く姿勢をなるべく避けることは大切です。そして、日ごろから「首の皮膚をたるませない」という意識をもつことを心がけてください。

枕の高さを調節する

枕

睡眠時に枕を使う人は殆どかと思いますが、枕も重要です。枕が高すぎますと、首のシワの原因になる可能性があります。枕の高さをチェックして、調整をしてみてください。

仰向けに寝たときに、首が真っすぐになっているのが適正な枕の高さです。頭が前に突き出してしまっているのは枕が高すぎ、逆にそり返っているのは枕が低すぎる可能性があります。

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