眉は簡単に見た目と印象を上げるパーツ

ワンランク上のケア
執筆者

医療・美容業界で10年以上40代男性のアンチエイジングに携わってきた経験を活かし、様々な情報をアウトプットしていきます。

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最も簡単に印象を改善することができるパーツ、それが眉

最も簡単に印象を改善することができる

眉は目元の印象を引き締める効果がある

現在、美容意識の高い層を中心として多くの男性が眉を整えはじめています。眉には、目元の印象を引き締める効果があります。眉毛が変わると印象が驚くほど変わります。眉の描き方で、やさしい顔にもなれば、厳しい顔にもなります。

目は口ほどにモノをいうといわれていますが、眉は目元に意志の強さや正義感、頼りがいなど、ポジティブな印象を与えてくれるのです。

眉を整えるだけで顔つきが精悍になりますので、エイジングケアを行っている男性ならある程度は整えるべきです。太い眉は、それだけで強い印象を与え、細く薄い眉は、印象も薄くなりがちです。

メイクの一環で女性だけが眉を整えるものだと思っている人もいるのですが、むしろメイクをしない男性こそ、眉毛で顔が決まるといってもいいほどです。

眉毛の基本的なケア方法

ケアを行わないと眉毛はボサボサになったり薄くなったり

眉の手入れについて、男性はまったく気にしていない人もいるのですが、やはり眉を整えると清潔感が上がりかっこよく見えるうえ、若く見えます。ヒゲを剃らない男性はいないと思いますが、眉毛のことはどうしていいかわからないということがあるようです。

特に、年を重ねるに従って、眉毛が数本長いものがボサボサに垂れ下がっている方がいます。これは加齢により眉毛の生え変わりが遅くなって、適切に抜けなくなってきていることか原因です。

眉毛にはもうそろそろ抜けるべき毛があり、その毛の奥には次に生える準備をしている毛があります。

そして、その奥にはさらに次に生える準備をしている毛のタネのようなものがあるのですが、からだが老化してくると眉毛は抜けるのを忘れて、そこにとどまってしまい、結果としてボサボサの眉毛となってしまいます。

まずはハサミで眉を適宜カットする

ハサミで眉を適宜カット

眉毛の基本的なケア方法は、長すぎる毛をハサミでカットして長さを揃えることです。カミソリを使うのはNGで、必ず専用のハサミを使ってください。

ハサミは100円ショップなどでも買えます。その際、眉用のコームと眉ペンシルも販売されていますので、手に入れておきましょう。

カットの際には、女性の場合と異なり、あまり短くカットしないことです。眉毛が濃いほうが凛々しく見えるからです。

  • 眉頭が目頭よりも内側に入っている
    • 顔はしまり、凛々しい印象になる
  • 眉頭が目頭よりもあまりにも内側に入りすぎている
    • 眉間のシワも深くなり、気が強く厳しい印象を人に与えてしまうため自分で少しカットする
  • 眉頭が目頭よりも外側にある
    • 顔は穏やかで、のんびりした印象になる
  • 眉頭が目頭よりも外側で左右の眉頭の間があまりにも開きすぎている
    • とても間の抜けた印象になってしまう

バランスのいい眉毛の整え方

眉毛は「眉頭」「眉山」「眉尻」の位置によって、見た目の印象がずいぶん変わります。最初に覚えていただきたいのは、ベストバランスと言われている眉毛の整え方です。

ベストバランスと言われている眉毛
  • 眉頭の太さは1cm前後
  • 眉山に向かってアーチ状に少しだけ上がる
  • 眉頭から眉山の太さがほぼ同じ
  • 眉間がつながっていない
  • まぶたにムダな眉毛が生えていない

理想の眉の長さ

口角(上下の唇が合わさる角)と目尻を直線で結んだ延長線上に眉尻があるのが理想の眉の長さです。

  1. まず、割り箸や定規を使い、口角と目尻を一直線に結びます。眉尻の位置は、その延長線上に設定します。
  2. チェックしたら、眉ペンシルなどでマーキングして眉の処理をしやすくします。
  3. マーキングした位置から大きくはみ出した眉毛はカットし、短い場合は眉ペンシルで描いて補う作業を行い、眉の長さを整えます。

眉毛が抜けて薄くなる人も

ボサボサとは逆に、年齢とともに眉毛がどんどん抜けて薄くなってしまう方もいます。古い眉毛が抜けたにもかかわらず、新陳代謝が落ちているために、次の毛が生えてこないのです。

こういった場合は、いまは男性用の眉毛育毛剤などもありますから、育毛剤を使って毛根を刺激して、新しい眉毛が生えてくるようケアしてあげましょう。

ブラッシングで刺激を与えることで生え変わりを促す

眉毛の生え変わりを促すのに一番の方法は、眉毛用のブラシなどで眉毛をフラッシングして刺激を与えることです。

頭髪をブラッシングするように、眉毛も、眉毛用のブラシでとかすことで、根もと(毛根)の皮脂や汚れを取り除いて、ツヤを出すこともできます。このとき、眉毛の流れにそってブラッシングしますが、毛流とは逆に、逆撫でするのも効果的です。

眉のブラッシング方法
  1. 眉毛の毛流れを整える
  2. 眉毛の流れとは逆の方向に眉毛をとかしていく

こうすることで、古い眉毛とともに眉毛まわりの古い角質などもポロポロとれて、次の新しい眉毛も生えてきやすくなるのです。

もし、すでに薄くなっている・脂ぎっているという場合でも、いまからでも間に合います。何もしない眉毛より、手をかけてあげる眉毛のほうが、どんどん元気になっていきます。

眉毛は書くことでイメージを大きく変える事ができる

適宜カットを行い、長さとバランスを整えた後は、理想のイメージに近づけるよう眉を書き足していきましょう。

眉のタイプによって周囲へ与えるイメージが変わる

まずは、眉のタイプ別に、周囲へ与えるイメージから確認しましょう。眉は整えるだけで第一印象が変わり、仕事にも好影響が生まれるはずです。意識の高い男性は、そのことがわかっていて、自分で眉毛を整えている方も多いです。

  • 眉がもともと薄い人、または短い人の眉
    • 印象が薄く頼りなく見られがち。顔の余白が多いことで、実際より顔が大きく見えていることも
  • もともと眉が細い人、または過去に眉を抜き過ぎて細くなっているタイプ
    • 自然さに欠けていて冷たいイメージがあり、コワイ人と思われているかもしれません
  • 眉が太くてつながっているタイプ
    • 男らしさはありますが、あか抜けない感じ

眉毛は書き方で印象が大きく変わる

眉毛は、1本線と思われがちですが、実際はそうではありません。眉頭は上に向かって生え、右眉なら、真ん中は外側に向かって斜め上、そして眉尻は下がっています。このバランスによって印象が大きく変わってきます。

眉の形状によって印象が大きく変わる
  • 眉頭と真ん中の上昇線を強く出す
    • 「強気」「元気」を表現
  • 眉尻の下降線が強い
    • 「悲しげ」「寂しげ」にも見えるが、愛嬌のある顔にもなる
  • 上昇でもなく、下降でもない「水平線」の眉毛
    • ミステリアスな印象
  • 眉をつり上げる
    • 怒っているイメージ
  • 眉をへの字に下げる
    • 表情は穏やかに

もともと眉毛には、汗などが目に入らないよう、目を守る機能として、その役割がありますが、見た目には、喜怒哀楽(感情)を表すものでもあります。

眉毛を少し整えるだけで、顔も印象もちょっとしたことで変わります。それによって、仕事や私生活も変わっていきます。

眉毛のベストバランスとは

眉毛の一番内側を「眉頭」というのですが、「眉頭」は目頭の真上にあるといいと言われています。わかりにくい方は、ここからは短い定規などを顔にあてて、位置を確かめていってください。

眉は「眉頭」から始まり、顔の外側に向かって山を描くように上昇線を描いていきます。

そして眉毛の一番高いところが「眉山」と言われているのですが、この「眉山」は黒目の外側の真上に来ているようにしたほうがいいのです。

眉山を頂点としてこのあとは下に向かって下がります。一番下がったところが「眉尻」ですが、「眉尻」は小鼻と目尻を結ぶ線の延長上にくるのがよいとされています。

男性はどんな眉を目指すべきか

時代によって多少は変わりますが、現在の男性のトレンドとしては比較的ストレートな太い眉が理想です。眉が薄い人や短い人、細い人は、書き足す必要があります。このとき、使うのは基本的にグレーの眉ペンシルです。

眉ペンシルは簡単に印象を変えるツールとして便利です。毛流れを整えるスクリューブラシ付きのものが便利です。

眉のタイプ別攻略法

マロ眉

マロ眉とは、眉尻の位置が目尻よりも内側にある、短い眉のこと。毛量も比較的少ない人が多く、頼りない印象を与えがちです。用意すべきは、太めの眉ペンシル。色は、グレーを選びます。

  1. スクリューブラシを使い、まずは毛並みを整えます。眉頭は上へ、中間~眉尻は横へ滑らせるようにスクリューブラシを動かし、眉をとかす。
  2. 眉ペンシルを眉頭にあて、眉尻まで1本ずつ線を描いていきます。眉頭~中間は下から上へ、中間~眉尻は上から斜め下へ眉ペンシルを走らせ、毛流れに沿った線を描くことが自然に見せる極意。
  3. 1と同じようにスクリューブラシを使って眉をとかし、線を適度にぼかして自然に落とし込みます。スクリューブラシを眉に強くあてて動かすと、ぼけすぎて凛々しさにかける仕上がりになるので注意。肌にそっと触れる程度にあて、力を抜いて梳かすこと。

薄い眉

全体的に毛が少なく、まばらに生えている眉のことで、眼差しに説得力が欠けがち。この眉に使うアイテムは、やや太めのグレーの眉ペンシル。慣れてきたら、筆ペンタイプのリキッドアイブロウに変え、眉パウダーを重ねますと、より自然な仕上がりに。

  1. 眉尻の位置を確認します。確認したら、眉ペンシル(筆ペンタイプ)で、その位置をマーキングしておきます。
  2. 眉ペンシル(筆ペンタイプのリキッドアイブロウ)を眉頭の底辺へ置き、眉頭の太さが約1cmになるよう斜め上に向かって1本の線を引きます。これを眉山(目安は、黒目の外側の位置)まで繰り返します。
  3. 黒目の外側~眉尻は、上から下へ眉ペンシル(筆ペンタイプのリキッドアイブロウ)を走らせ、1本ずつ線を引く。
  4. 眉ペンシルで描いた場合はスクリューブラシを使って、眉頭から中間は下から上へ、それ以降は上から下に向かって優しく動かし、適度にぼかします。筆ペンタイプのリキッドアイブロウを使った場合は、眉パウダーを重ねてなじませます。

細い眉

もともと薄い人のほか、過去に眉を頻繁に剃ったり抜いたりしてその名残がまだある眉を指します。過去にいじった経験がなくても、眉頭の太さが1cm未満なら該当します。用意するのは、やや太めのグレーの眉ペンシルです。

  1. 細い眉も、長さが足りない場合が多いです。まずは眉尻の位置を確認し、眉ペンシルでマーキングをします。
  2. スクリューブラシを使い、眉頭から中間は下から上へ、中間から眉尻は上から下に向かって眉を梳かし、毛流れを整えます。
  3. 眉頭の下に眉ペンシルを置き、眉頭の太さが約1cmになるよう、下から上に向かって1本の線を引きます。眉ペンシルをあてる位置を徐々に後ろへずらしながら、眉の中間まで同様に線を引きます。
  4. 中間から眉尻は、上から下に向かって1本ずつ線を引いていきます。眉尻に向かって細くなるように引くのがコツ。
  5. 2と同じようにスクリューブラシを使って眉を梳かし、線をほどよくぼかしていきます。これで、自然な仕上がりの眉が完成。

濃い眉

眉全体が太く、フサフサに生えているのが特徴です。毛並みがボサボサで処理をしていないことが目立ち、だらしない印象を与えやすいです。使うのは、眉専用のハサミとシェーバー眉ブラシ。額や眉間、まぶたに生えたムダ毛もキレイさっぱり剃り落としましょう。

  1. ガイドラインをとり、カットすべき毛を確認します。眉尻の位置から決めますと、失敗しにくくなります。眉尻の位置をチェックしたら、眉ペンシルでマーキングをします。
  2. 眉頭の下から約1cm上の位置を眉ペンシルでマーキングしたら、上下を線で結びます。少しだけ角度をつけながらその太さを眉山(目安は、黒目の外側)まで保った後、1で設定した眉尻へつなげ、理想の眉を縁取ります。
  3. 上から眉ブラシのコームの方を当て、2で縁取ったガイドラインからはみ出した眉を、眉用のハサミとシェーバーを使ってカットしていきます。どちらも眉尻から内側へ、毛流れに逆らってカットするとキレイに切れます。眉間や額、まぶたのムダ毛も、眉用シェーバーできちんとカットを。
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